【OK】🧃「どっちでもいいよ」って言ったら地雷だった日


1. 気を遣ったつもりが、空気がピリついた…

あれは確か、3回目のデートだったかな。ちょっといい感じになってきた彼と、お昼ごはんをどうしようって話になったときのことでした。天気も良くて、気分的には「今日はなんでも楽しめそう!」って気持ちだったんです。

彼が「何食べたい?」って聞いてくれたとき、私はつい、「なんでもいいよ〜」「〇〇くんの食べたいものでいいよ」って返してしまいました。自分としては、相手に合わせる優しさのつもりだったし、「任せた方がスムーズかな」って軽く考えていたんです。

でもその直後、彼の顔がほんの少しだけ曇ったのがわかって。「じゃあラーメンにしようか」って言われたのですが、その後の空気がちょっとよそよそしくなってしまって…。ラーメンが悪いわけじゃなかったし、むしろ美味しかったのに、彼のテンションが明らかに落ちているのが伝わってきました。

食べてる間も、なんとなく会話が弾まなくて、私は内心で「あれ?何かまずいこと言ったかな…?」ってモヤモヤしてしまって。別に喧嘩したわけでもないし、何か強い言葉をぶつけたわけでもない。でも、会話の温度が急に下がった感じがして、ちょっと悲しくなったのを覚えています。

帰り道にふと、彼がぽつりと「ほんとになんでもよかったの?」って聞いてきたんです。そのとき、ハッとしました。「あ、私…気を遣ってるつもりだったけど、彼にしてみたら“どうでもいい”って思われたのかも」って。

よく考えてみれば、何を食べたいかって、単純な会話のようでいて、お互いの気持ちやノリを確認する小さなチャンスでもあるんですよね。だからこそ、「なんでもいい」って返事が、相手によっては“乗り気じゃない”とか、“興味がない”って伝わってしまうこともあるんだなと痛感しました。

あのとき私が、「パスタ食べたいけど、ラーメンもアリかも!」とか、「カフェっぽいところでのんびりしたい気分〜」とか、一言でも“自分の気分”を伝えていたら、たぶん空気はもっと軽かったのかもしれません🍝

もちろん、気を遣うことは大切だけど、それが“無関心”に見えてしまうこともあるなんて、当時の私は考えもしませんでした。恋愛って、ほんの少しの言葉の選び方で、印象も気持ちも変わっちゃうんですよね…。

それから私は、相手に聞かれたときには自分の意見をやんわり伝える練習を始めました。「絶対これがいい!」って主張じゃなくても、「今日はちょっと〇〇気分かも〜」って言うだけで、会話のリズムが自然に弾むことが多くなったんです😊

たかが「ごはん何食べる?」の一言。でもそこに、“気持ちを共有する”っていう小さなコミュニケーションの種があるんだな〜って、今では思っています。


2. 相手の“察して”と、私の“譲りグセ”がすれ違う瞬間

これって結構、恋愛あるあるなんじゃないかなと思います。相手は「こっちの希望を聞いてくれないかな〜」って思っていて、こっちは「相手を立てなきゃ」って思っていると、どちらも“察してほしい”モードに入ってしまうんですよね。

私はよく、何かを決めるときに「〇〇でもいいし〜、△△でも全然いいよ〜!」って、あえて選択肢を出して相手に決めてもらおうとする癖がありました。そのときは、「ちゃんと選択肢を出してるし、配慮できてるはず!」って思っていたんです。

でもある日、友達に「それって結局、相手に決定を押しつけてる感じになっちゃうかもよ」って言われてハッとしました。たしかに、決める側からすると「え、どっちがいいの?」って悩むばかりで、正解のないゲームをしているような感覚になるんですよね。

この“察して合戦”って、どちらかがブレイクしない限り、平行線をたどってしまうことが多いです。私自身も、「察してくれないな…」ってもやもやしていたけど、よく考えたら自分もまったく同じことをしていました。

さらに、恋人じゃなくても、友達同士や家族とのやりとりでも同じようなことが起きていることに気づきました。「何食べたい?」「なんでもいいよ」っていうやりとり、何回やったか数え切れません(笑)。しかも、最後に「なんで聞いたの?」ってイラっとしてしまうという…。実は自分の中に答えがあるのに、それを相手に言わせようとしちゃってるんですよね。

この「相手を立てなきゃ」という思いって、一見優しさのように見えるけど、裏を返せば“自分の気持ちを言葉にしない不安”だったりします。嫌われたくない、ワガママに思われたくない、そんな小さなブレーキが働いてしまって、自分の中の希望を押し殺してしまう…それって、少しもったいないなって思うようになりました。

そこで私は、自分の気持ちを少しずつ言語化してみる練習を始めたんです。たとえば、「〇〇が気になるけど、他に候補ある?」とか、「今日はちょっと疲れてるから、のんびりできるところがいいな〜」みたいに、自分の状態や希望をやんわり伝えるようにしました。

すると驚いたことに、相手も自然に「じゃあ、ここどう?」って提案してくれるようになって、お互いの意思疎通がスムーズになったんです。お互いの“正解探し”ではなく、会話の中でベストを見つけていく感じ。それがすごく楽だし、なにより一緒にいて安心できる空気を作れるようになりました✨

こうやって振り返ると、恋愛における「気遣い」って、本当に繊細なものなんだなと感じます。相手のためにと思っていたことが、実は自分のための“予防線”だった…なんてことも珍しくないですよね。

だからこそ、無理に察する努力をするよりも、少し勇気を出して「自分はこう思ってるよ」って伝えることのほうが、ずっと相手への思いやりになるのかもしれません😊

そして、もしその想いがすれ違ってしまっても、それはそれでひとつの学び。完璧にわかり合うことなんて無理だからこそ、少しずつ歩み寄っていく“過程”こそが、大切なんじゃないかなと思います。


3. 小さな選択にも、自分の気持ちを混ぜてみる

それからは、「ちょっとパスタ食べたいかも!でもラーメンも全然アリ!」みたいに、自分の気持ちもちゃんと入れるようにしてみたんです。

そしたら不思議なもんで、相手も「じゃあ◯◯行ってみようよ!」ってテンポよく返してくれることが増えて。やっぱり“なんでもいい”より“ちょっと〇〇したいかも”って言葉の方が、相手に安心感も与えられるのかもしれないなって思ったり。

そこからはちょっとずつ、自分の意見を言うことへのハードルが下がっていきました。特に「でもそれじゃワガママかな…」って遠慮しがちだった気持ちも、「希望を伝えることは、相手を信頼してるってことでもあるんだ」って思えるようになったんです。

例えば、映画を観に行くときも、「最近ちょっと涙腺ゆるんでるから、感動系は避けたいかも」とか、「ホラーは苦手だけど、ドキドキするのは好き!」みたいに、自分の好みを柔らかく伝えてみると、案外相手も「それならこれどう?」って提案しやすくなるんですよね。

相手に任せる=優しさ、じゃなくて、ちゃんと意思を表明することが、関係を築く上での大事な要素なんだと気づかされました。

それに、「私はこう思ってるよ」って伝えることで、相手も「実は俺もこうしたいと思ってた」とか「こっちもいいなと思ってた」って、本音を話してくれるようになるんです。

会話がキャッチボールみたいにポンポン弾む感覚って、実はこういう“ちょっとした言葉”の積み重ねで生まれるものなんだと思います🎈

ちなみに、最近あった出来事なんですが、友達カップルが旅行先で「どこ行くか問題」で揉めたときの話を聞いて、まさに私が経験したことと同じだなって思ったんです。

彼女は「どこでもいいよ」って言ったのに、彼氏が「じゃあ◯◯行こう」って決めたら、「えー、そこなの?」って微妙なリアクションをしたらしくて。

彼氏からしたら「じゃあ、なんで任せたの?」ってモヤモヤするし、彼女からすれば「もう少し私の好みを考えてほしかった」って不満が残る。これ、よくあるパターンですよね。

でも、もしそのとき「実はスイーツ巡りしたい気分だけど、◯◯も気になってるんだよね〜」って一言でも添えていたら、違った結果になっていたかもしれません。

そんなふうに、“ちょっと〇〇したいかも”の魔法は、恋愛だけじゃなく、人との関わりすべてに応用できるなって思っています💬

もちろん、全部を自分で決める必要はないし、時には「任せるよ!」って委ねるのもアリ。でも、その中にも「自分の気持ち」が少し混ざっているだけで、相手との関係性はより豊かになるんだと、私は実感しています。

「選択肢をもらう」のではなく、「一緒に選ぶ」っていう感覚。そこに会話の楽しさもあるし、信頼関係が育っていくんだと思います☺️


4. 結局、会話って“遠慮合戦”じゃなくて“気持ちのキャッチボール”だよね

「優しさ」と「気遣い」ってすごく大事だけど、それが一方通行になると、ただの“察してゲーム”になっちゃうんですよね。

この“察してゲーム”がクセになると、自分の気持ちを伝えること自体が怖くなってしまうことがあります。たとえば、「これ言ったら気まずくなるかな…」とか、「今のタイミングじゃないかも…」とか。そんなふうに言葉を飲み込むうちに、本来は何でもなかった会話が、妙にぎこちなくなってしまうんですよね。

だから、お互いがちょっとずつでも、自分の気持ちを言葉にできたら、変に空気が重くなることも減ると思うし、「あ、ちゃんと話せてる」っていう安心感にもつながるんだなって思います。

最近は私自身、“なんでもいい”って言いそうになったときは、「どっちかって言うと〇〇かな〜」って一言添えるようにしてます。

この一言があるだけで、相手は「それならこうしようか」とか「実は俺も〇〇の気分だった」と返しやすくなるみたいです。些細なことですが、お互いの距離がぐっと縮まる感覚があって、とても心地よいんです✨

…もちろん、たまに「ほんとにどっちでもいい日」もあります(笑)。でもそんなときも、「今日は頭回ってないから、任せてもいい?」ってちゃんと伝えるようにしています。すると相手も「了解!じゃあ任せて!」と快く受け止めてくれて、変な誤解も生まれないんですよね。

言葉にするって、怖いけど気持ちが伝わる一番の手段なんだなと、改めて感じるようになりました。特に、遠慮して言わないことが“優しさ”だと思っていた頃の自分に、そっと伝えてあげたい気持ちです☺️

これからも完璧に伝え合える日は少ないかもしれないけれど、少しずつ、ほんのちょっとずつでも素直になっていく練習を続けていきたいと思っています。

一歩踏み出すことで、もっとお互いが心地よく過ごせるようになるかもしれませんね🌸


少しの言葉で、空気も気持ちも変わるもの。気を遣ってる“つもり”が、実はすれ違いの始まり…なんてこと、誰にでもあるからこそ、ちょっとずつ“素直の練習”していこうね😉

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