💔 すれ違いの始まりは「それぞれの夢を追いたい」だった
– まだ好きなのに、別れを選んだ理由
「別れようか」って、どっちが言い出したのか、正直もう覚えてないんです。
ただひとつハッキリしてたのは、お互いまだ“ちゃんと好き”だったこと。
大学の後半、彼は地元に戻って働くって決めていて、私はどうしても東京でやりたいことがあった。
「どっちが悪い」とかじゃなくて、目指してる未来が違ったんですよね。
でも、心はめちゃくちゃしんどかった。
一緒にいたら楽しいし、安心するし、別にイヤなところがあるわけでもない。
それでも「このままだと、お互いに中途半端になるかもね」って話し合って、
“納得したふり”して、別れを選びました。
頭ではわかってたけど、心が全然ついてこなかったなあ…😢
別れたあと、最初の数週間はぼーっとしてしまって、生活の中から色が消えたような感じがしていました。ご飯を食べても味がしないし、仕事も身が入らない。「やりたいことをやるための決断だったのに、なんでこんなに苦しいんだろう」って、自分でも矛盾してるって思いながらも、気持ちがついてこなかったんです。
彼とはよく、将来のことについて真剣に話していました。結婚のこと、住む場所のこと、お互いの家族のこと。だからこそ、夢を優先するって決めた自分が「わがままだったのかな」と後悔した時期もありました。
でも、あの頃の私は正直、恋愛に依存しすぎていたのかもしれません。彼がそばにいてくれたからこそ安心できて、未来に進む勇気を持てていた。でも本当は、ひとりでも立てる強さを持たなきゃいけなかったんだなと、あとになって思いました。
別れたあと、共通の友人づてに彼の話を聞くこともありました。新しい職場で頑張ってるとか、実家で妹さんとよく話すようになったとか、そういう他愛のない話なのに、なぜか涙が出そうになることもあって…。
それでも、やっぱり「これでよかった」と思いたくて、自分に言い聞かせるように毎日を過ごしていました。
そんな時期に始めたのが、日記を書くことでした✍️
心の中のもやもやを言葉にしてみたら、自分でも気づいていなかった本音に出会えたんです。例えば、「彼に会いたい」って気持ちより、「ちゃんと前に進みたい」って願いの方が大きくなっていることに気づけたのは、日記があったからこそでした。
「恋愛を終わらせたくなかった」のか、「未練がある自分を手放したくなかった」のか、その境目もだんだんクリアになっていって、少しずつですが、前を向けるようになった気がします。
時間が解決してくれることって、本当にあるんだなって思います。そして、ちゃんと心が痛かった分だけ、自分にも優しくなれる気がするんです☺️
🧳 会えない日々の中で、それでも忘れられなかったこと
– 距離があるのに気持ちが消えないの、なんで?って思った話
別れてからも、LINEの履歴とか写真とか、全然消せなかったんです。
「今どうしてるかな…」って、ふとした瞬間に思い出しちゃう。
SNSを見に行くのは我慢してたけど、あの名前を目にするだけで胸がぎゅってなった。
新しい出会いがなかったわけじゃないし、友達も「もっといい人いるって!」って励ましてくれた。
だけど、自分の中の“好き”はまったく減ってなくて。
「なんでこんなに引きずってるんだろ…」って自分にイラついた時期もありました。
でもね、気づいちゃったんです。
距離があるからって、気持ちまで薄れるわけじゃないんだって。
好きって感情って、物理的な距離とは別モノなんですよね。
時間も距離も、あんまり関係なかった。むしろ、会えない分だけ“想い”が濃くなってた気がする。
彼の声を思い出すたびに、心がじんわり温かくなる瞬間があって、それがどうしようもなく恋しかったんです。夜寝る前や、雨の日のカフェでひとりぼっちの時、ふとしたタイミングで彼の笑顔や話し方を思い出しては、ひとりで胸がいっぱいになることがありました☕️。
そんな日々を過ごすうちに、私の中で「好き」っていう気持ちが、ただの恋心を超えて、“祈るような想い”に近づいていった気がします。彼が幸せでいてくれたらいいな、健康でいてくれたらいいな、って、付き合ってた頃よりもずっと静かで深い感情。
だからこそ、自分のことも大切にしようって思えたんです。彼にまた会えたときに、「ちゃんと胸を張って会える自分」でいたいって、そう思うようになりました🌿。
私はよく、あの頃の気持ちを音楽に助けてもらっていました。お気に入りのバラードや、ふたりで一緒に聴いた曲をこっそり再生しては、目を閉じて思い出の中に浸る時間もありました。それって一見“後ろ向き”に見えるかもしれないけど、私にとっては大事な癒しの時間でした。
忘れることが“前に進むこと”じゃなくて、その気持ちごと大切に持って進むこともある。そんなふうに思えたとき、自分の中の恋が“未練”から“感謝”に変わった瞬間だったのかもしれません😊。
🌱 やっと「私も変われたかも」って思えた頃、連絡が来た
– 恋愛を手放して見えた、自分のこと
彼と別れてから、正直しばらくはボロボロでした。
でも、どうせ泣くなら“キレイな涙にしよう”って思って。
自分磨き、めちゃくちゃ頑張りました✊✨
SNSを断ち、本を読む時間が増えていきました。本の世界に没頭することで、少しずつ気持ちが落ち着いていくのを感じました。そして、前から気になっていた英語やデザインの勉強も思い切ってスタートしてみたんです。最初は全然わからなかったけれど、「夢中になれること」があるだけで、心に余白ができたように思います。それに加えて、ずっと気になっていたメイクも本格的に研究してみました。雑誌を見たり、YouTubeのチュートリアルを参考にしながら、自分の顔とちゃんと向き合うようになったんです💄。
ただの「見返してやりたい!」って気持ちだったかもしれないけど、
それが結果的に、自分の軸を取り戻すきっかけになったんですよね。
毎朝ちゃんと起きて、丁寧にスキンケアをして、自分のためにお気に入りの服を選ぶ。そういう日々の積み重ねが、少しずつ「私は私でいいんだ」って思える自信につながっていった気がします。
不思議なことに、自分のことを大切にできるようになった頃、心の中にいた“彼”の存在も、責める対象じゃなくなっていたんです。むしろ、「あのときちゃんと手放してくれてありがとう」って、感謝に近い気持ちになっていました。
そして、ある日。そんな穏やかな気持ちになっていたちょうどその頃、彼から連絡が来ました📱。「元気にしてる?ちょっと話せる?」という、短いけれどあたたかいメッセージでした。
以前の私だったら、ドキドキして慌てて返信してたかもしれない。でも、その時の私は不思議と落ち着いていて、「まず自分の気持ちを確かめてから返そう」と思えたんです。
すぐに会う約束はしなかったけれど、それから数日後、電話で久しぶりに話しました。懐かしい声に、ちょっと涙が出そうになりました。でも、泣かなかった。むしろ、今までのことを自然と話し合えたことで、ふたりの間にちゃんとした“今”の空気が流れた気がしました。
彼も彼で、たくさんの経験をしていたみたいでした。仕事で悩んだこと、地元に戻ってからの新しい人間関係のこと、私と別れてからも心に引っかかっていた想いのこと。そんな話を聞いて、「あぁ、お互いちゃんと生きてたんだな」って思ったんです😊。
そして何よりも大きかったのは、「もう無理に何かを証明しなくていい」と思えたこと。無理にわかり合おうとしたり、未来を急いだりせずに、ただ「またこうして話せる関係に戻れたこと」が、嬉しかったんです。
恋愛って、“付き合う”とか“結婚する”とか、明確な形だけがゴールじゃないんだなって、そのとき初めて本当に思えました。
💫 “距離”よりも“想い”がつなぐもの
– タイミングが合った今だからこそ、もう一度向き合えた
再会してからの私たちは、あの日とは少し違う距離感で関わるようになっていきました。最初は近況を伝え合うだけのやりとりでしたが、そこには無理のない安心感がありました。「今、どうしてる?」と気軽に聞ける関係に戻れたことが、何よりうれしかったんです。
あの頃は「こうあるべき」っていう理想に縛られていたけど、今はもっと自然体で向き合えるようになりました。彼も変わっていたし、私自身も変わっていた。お互いが、それぞれの時間の中でちゃんと成長していたんだと思います。
実際に会った日、なんとなく予感はしていましたが、やっぱり少し照れくさかったです。でも、その気まずさもすぐに笑いに変わって、気づけば昔みたいに冗談を言い合っていました。何度も「懐かしいね」って口にしたけど、内心では「この感じ、すごく安心する」って思っていたんです。
以前は将来の話をするとき、どこか不安がつきまとっていました。でも今は、「いつかこうなれたらいいね」と、柔らかい夢を共有できるようになっていました。未来に向けて急がない分、目の前の気持ちをちゃんと大切にできる。そんな関係になれていたことが、とても心地よかったんです。
ある日の夜、何気なく通話をつないだまま、それぞれ別のことをして過ごすという時間がありました。話さなくてもそばにいるような感覚。そんな関係って、前の私たちにはなかったなって、ふと思ったんです。
「一緒にいなきゃダメ」とか「何か話さなきゃ不安」みたいな感情ではなく、黙っていても自然に呼吸が合うような、静かで心地よい時間。それって本当の意味で“心が近い”ってことなのかもしれませんね🌙。
彼も仕事に忙しくしていて、お互い会える時間は限られていました。それでも「今日はお互い頑張ったね」って言える存在がいることが、こんなにも支えになるんだって気づかされました。会っていない時間こそ、想いが育っていくような気さえしていたんです。
再会してからの彼は、以前よりも穏やかで、どこか落ち着いていました。私もまた、感情に振り回されるのではなく、自分の気持ちを言葉にできるようになっていたと思います。恋愛って、相手に変わってほしいって思うものだけど、本当は自分が変わることで見えてくるものもたくさんあるんですよね。
そんなある日、何気ない会話の中で彼が言ったんです。「今の君となら、またちゃんと未来のことを話せそうだよ」って。それを聞いたとき、胸がぎゅっとなりました。でも、前のような不安ではなく、どこか温かくて静かな確信のような感覚がありました💫。
そして私は思ったんです。恋愛って、進んだり止まったり、時には後戻りしたりするけど、すべてが“遠回りのようでいて必要な道”だったのかもしれないって。一度離れたからこそ、今こうして優しく向き合える関係になれた。そう思えたことが、何よりの宝物でした。
恋愛は“タイミングの一致”だけでなく、“想いの深さ”があればまたつながる。 それは、時間や距離を超えて証明された私たちだけの答えだったのかもしれません📖。
💌 最後に伝えたいこと
人生の中で、恋愛がすべてじゃない。でも、誰かを本気で好きになった経験って、きっと自分の一部になって残ると思うんです。
今回、私は一度手放した恋を、時間をかけてもう一度手に入れました。でも、それは「戻った」んじゃなくて、新しい形で始まった感覚に近かったです。過去をやり直すのではなく、今のふたりとして改めて向き合う。そんな時間が、すごく尊く感じました。
離れたからこそ、気づけたこと。遠回りしたからこそ、見えた景色。あの時の別れは無駄じゃなかったと、今では心から思えます。
実は、一度は「この恋はもう終わった」と思ったこともありました。でも、自分の人生を丁寧に歩んでいくうちに、気づけば彼のことを思い出す時間が前よりも穏やかになっていたんです。苦しくて切なかった記憶が、どこか優しいものに変わっていく。そんな変化が、自分の中で確かに起きていました。
恋愛って、結果よりもプロセスが人を育ててくれるのかもしれません。誰かを大切に思うこと、相手の幸せを願うこと、自分自身を見つめなおすこと。そのすべてが、人生にとって大切な経験なんだと実感しました🌸。
そして私は、今の彼と「前とは違う関係性」を築けていることに感謝しています。お互いの過去を否定せず、尊重しながら今を生きていく。そんな関係が、こんなにも心地いいなんて、かつての私は想像もしていませんでした。
恋愛のかたちは人それぞれで、正解なんてないと思います。でも、どんな恋でも、自分がちゃんと自分らしくいられるかどうかが一番大事なんじゃないかなと、私は今感じています。無理をして「愛される自分」を演じなくてもいい。等身大の自分で向き合って、それを受け入れてくれる人と出会えたなら、それがきっと最高の恋なんだと思います。
もし今、恋愛のタイミングで悩んでいる人がいたら伝えたいです。焦らなくてもいいんです。想いがちゃんとあるなら、その気持ちはきっとどこかで形になるはずです。
うまくいかない恋があったとしても、その経験はきっと、あなたを優しくて深い人にしてくれるはず。だから、自分の人生を大切にしながら、心の中の“好き”も大事にしてあげてくださいね💗
たとえ今は答えが見えなくても、時間が教えてくれることって本当にあるんです。あなたの想いが、ちゃんとあなたにとっての幸せにつながりますように…🌈
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