※済み【OK】「愛されたい」が止まらないのは、自分を認めてあげられてないからだった

どうしてこんなに不安になるんだろう?というループ

「また連絡が来ない…」「何か悪いことしたかな…」「嫌われたのかも…」

恋愛をしていると、こんな不安に襲われることってありませんか?相手からの返事が遅いだけで胸がざわざわして、「愛されているのかな?」と確認したくなる。そして相手に愛情を求めすぎて、逆に重たがられてしまう。

このパターン、実は私自身も何度も経験してきました。夜中にスマホを何度も確認して、既読がついているのに返事が来ないと「きっと嫌われた」と思い込んでしまう。相手が少しでも冷たい態度を取ると、「私の何がいけないんだろう」と自分を責めてしまう。

でも不思議なことに、相手から「愛してる」と言われても、その安心感って長続きしないんですよね。一時的にホッとするものの、また数日すると同じ不安がやってくる。まるで底の抜けたバケツに水を注いでいるような感覚です 🤔

この不安のループから抜け出すために、私たちはもっと相手から愛情を得ようとします。でも実は、それが問題をさらに複雑にしてしまっているのかもしれません。なぜなら、この不安の根本的な原因は「愛されていないこと」ではなく、もっと別のところにあるからです。

友人のA子さんは、付き合い始めのころ、彼氏に毎日「愛してる?」と聞いていました。彼が「愛してるよ」と答えてくれても、翌日にはまた同じ質問をしてしまう。結果的に彼は「なんで毎日同じことを聞くの?信じてもらえないの?」と疲れてしまい、関係がギクシャクしてしまったそうです。

💡行動ヒント:不安になったとき、「今、何を確認したがっているんだろう?」と自分に問いかけてみる
📎理由:不安の裏にある本当の欲求に気づくことで、問題の根本に向き合えるようになります

“愛されたい”の奥にある、本当の欲求とは?

「愛されたい」という言葉、とてもシンプルに聞こえますが、実はとても複雑な感情が絡み合っています。この気持ちをゆっくりと紐解いてみると、いくつかの異なる欲求が見えてきます。

たとえば、恋人に「愛してる」と言ってもらいたいとき、私たちが本当に求めているのは何でしょうか?その言葉そのものでしょうか?それとも、その言葉の向こう側にある何かでしょうか?

多くの場合、私たちが求めているのは「自分は大切にされる価値のある人間だ」という確信です。「必要とされている」「特別な存在として見てもらえている」「この世界に自分の居場所がある」そんな安心感を得たいのです。

考えてみてください。小さい頃、親に「偉いね」と褒められたとき、嬉しかったのは褒め言葉そのものではなく、「自分は愛される価値のある子なんだ」と感じられたからではないでしょうか?

恋愛でも同じことが起きています。相手から愛情を示してもらうことで、「自分は愛される価値のある人間なんだ」という確信を得ようとしているのです。つまり、愛されることを通じて、自分の存在価値を確認しようとしているんですね 💭

でも、ここで少し立ち止まって考えてみてほしいのです。あなたの価値って、本当に他人が決めるものなのでしょうか?

たとえば、あなたが作った料理を食べて、ある人は「美味しい」と言い、別の人は「まずい」と言ったとします。同じ料理なのに、評価が真逆です。では、その料理の価値はどちらが正しいのでしょうか?

答えは、どちらも正しいし、どちらも間違っているということです。なぜなら、価値というものは主観的なものだからです。そしてそれは、人間の価値についても同じことが言えるのではないでしょうか。

💡行動ヒント:「愛されたい」と感じたとき、「本当は自分の何を認めてもらいたいんだろう?」と考えてみる
📎理由:愛情への渇望の背後にある、自己承認の欲求に気づくことができます

自己肯定感が恋愛を不安定にさせる仕組み【**有料**】

自己肯定感という言葉、最近よく耳にしますよね。でも、これが恋愛にどんな影響を与えているか、具体的に考えたことはありますか?

自己肯定感が低いということは、簡単に言うと「自分で自分にOKを出せない状態」です。自分の価値を自分で認められないので、他人に認めてもらうことで、その不安を埋めようとします。

これは、まるで自分の中に「承認欲求という名の穴」が開いているようなものです。この穴を埋めるために、恋人からの愛情や優しさを注ぎ込もうとします。でも、自分で自分を否定し続けている限り、どれだけ愛情を注がれても、その穴は埋まることがありません。

B子さんの話を聞いてみてください。彼女は恋人から毎日「可愛いね」「大好きだよ」と言われていました。でも、心の中では「本当はそんなことないのに…」「もっと可愛い人がいたら、きっと私のことなんて…」と思ってしまうのです。せっかくの愛情の言葉も、自己否定のフィルターを通すと、不安の材料に変わってしまうんですね。

さらに問題なのは、自己肯定感が低いと、相手の行動すべてを「愛情のバロメーター」として解釈してしまうことです。

相手が笑顔で接してくれたら「愛されている証拠」、少しでも疲れた表情を見せたら「愛されていない証拠」。相手が忙しくて連絡が遅れただけで「私のことがどうでもよくなったんだ」と思い込んでしまいます。

でも、冷静に考えてみてください。あなただって、友人や家族に対して、いつも同じテンションで接しているわけではないですよね?疲れている日もあれば、集中したい作業がある日もある。それは相手への愛情とは全く別の問題です。

ところが、自己肯定感が低いと、この当たり前のことが見えなくなってしまいます。相手も一人の人間で、様々な事情や感情を抱えているということを忘れて、すべてを「自分への愛情」という尺度で測ろうとしてしまうのです 😅

そして、この状態が続くと、恋愛は「愛し合う関係」ではなく「愛情を確認し合う作業」になってしまいます。お互いに「愛してる?」「本当に?」「証明して」という不安な問いかけを繰り返すような関係になってしまうんです。

💡行動ヒント:相手の行動を「愛情のバロメーター」として見る癖に気づいたら、一度立ち止まる
📎理由:相手の行動と自分の価値を切り離して考える練習になります

なぜ”相手に求めるほど”苦しくなるのか

「愛されたい」という気持ちが強くなればなるほど、なぜか恋愛は苦しくなっていきます。これは、多くの人が経験することですが、なぜこんなことが起きるのでしょうか?

まず、相手に自分の価値を証明してもらおうとすると、自分の感情のコントロール権を相手に渡してしまうことになります。これは、自分の幸せを相手の行動に委ねているような状態です。

想像してみてください。あなたの今日の気分が、恋人の朝の挨拶の仕方で決まってしまうとしたら?相手が元気よく「おはよう!」と言ってくれたら一日ハッピー、でもちょっと眠そうに「おはよう…」と言われたら一日憂鬱。これって、とても不安定で疲れる生き方だと思いませんか?

C君の体験談を聞いてみましょう。彼は恋人の機嫌に自分の感情が完全に左右されてしまう状態でした。恋人が忙しくてそっけないと「嫌われた」と思い込み、優しくしてくれると「やっぱり愛されてる」と安心する。でも、その安心も一時的で、また次の「愛情確認」を求めてしまう。結果的に、恋人から「重い」と言われてしまったそうです。

さらに問題なのは、相手に愛情を求めれば求めるほど、相手にとってはプレッシャーになってしまうことです。愛情って、本来は自然に湧き上がる感情ですよね。でも「愛さなければいけない」「愛情を示さなければいけない」となった瞬間、それは義務や負担に変わってしまいます。

たとえば、友人から毎日「私のこと好き?どのくらい好き?証拠を見せて」と言われたら、最初は「もちろん好きだよ」と答えてくれるかもしれません。でも、それが毎日続いたらどうでしょう?きっと疲れてしまいますよね。

恋愛も同じです。「愛して」「認めて」「大切にして」という要求が続くと、相手は愛情を示すことが自然な行為ではなく、求められている行為だと感じるようになります。そうなると、愛情表現そのものが重荷になってしまうんです 🌀

そして、相手が距離を取ろうとすると、今度は「やっぱり愛されていない」という不安が強くなり、さらに愛情を求めてしまう。この悪循環から抜け出すのは、なかなか難しいものです。

でも、ここで大切なのは、相手を責めることではありません。相手も人間なので、プレッシャーを感じれば距離を取りたくなるのは自然なことです。問題は、この構造そのものにあるのです。

恋愛を「愛情をもらう場所」として捉えている限り、この苦しさからは抜け出せません。なぜなら、もらうものには限りがあるし、相手の都合や状況によって左右されてしまうからです。

D子さんは、こんなことを言っていました。「恋人に愛情を求めている間は、まるで相手から愛情を『搾取』しているような気持ちになった。でも、自分で自分を満たせるようになったら、恋愛が『愛情を分かち合う』ものに変わった」と。

💡行動ヒント:「相手に〇〇してもらいたい」と思ったとき、「まず自分で自分に〇〇してあげられないかな?」と考えてみる
📎理由:他者依存から自己充足への意識転換の練習になります

自分を認めるための3つのステップ

では、どうすれば自分で自分を認められるようになるのでしょうか?これは一朝一夕にできるものではありませんが、毎日少しずつ実践できることがあります。ここでは、実際に効果を感じやすい3つのステップをご紹介します。

ステップ1:小さな「できた」を見つける習慣

私たちは普段、できなかったことばかりに注目しがちです。「今日も早起きできなかった」「また食べすぎてしまった」「仕事でミスをしてしまった」。でも、できたことはどうでしょう?意外と見落としているのではないでしょうか。

毎晩寝る前に、その日にできたことを3つ書き出してみてください。本当に些細なことで構いません。「朝ご飯を作った」「電車で席を譲った」「友達の話を聞いてあげた」「雨に濡れながらも会社に着いた」など、普段なら当たり前だと思っていることでもいいのです。

E子さんは最初、「こんな当たり前のことを書く意味があるの?」と思ったそうです。でも、1ヶ月続けてみると、「意外と私、毎日いろんなことを頑張ってるんだな」と思えるようになったと言います。

大切なのは、誰かに褒められることではなく、自分で自分の行動を認めることです。他人から「偉いね」と言われなくても、「今日も一日お疲れさま」と自分に声をかけてあげることから始めてみてください。

最初は照れくさいかもしれません。でも、友人が同じことをしていたら、あなたはきっと「頑張ってるね」と声をかけてあげるはずです。なぜ、自分にだけはその優しさを向けてあげないのでしょうか?

ステップ2:自分の感情を否定しない

不安になったり、寂しくなったり、悲しくなったりすることって、誰にでもありますよね。でも、そんなとき「こんなことで不安になるなんてダメだ」「大人なのに寂しがるなんて情けない」「もっと強くならなきゃ」と自分を責めていませんか?

感情に良い悪いはありません。喜びも悲しみも、愛も不安も、すべてあなたの大切な感情です。それらを否定することは、自分の一部を否定することと同じです。

F子さんは、恋人からの連絡が遅いと不安になる自分を「弱い」と思っていました。でも、ある日「不安になってもいいんだ。それも私の気持ちなんだから」と思えるようになったとき、不思議と不安が和らいだそうです。

感情を受け入れるコツは、自分に向かって優しく声をかけることです。「今、不安なんだね」「寂しいんだね」「それも大丈夫だよ」と、まるで大切な友人に対するように、自分にも温かい言葉をかけてあげてください。

感情を否定しようとすると、かえってその感情は強くなってしまいます。でも、受け入れてあげると、自然と落ち着いてくるものです。これは、心理学でも証明されていることなんですよ 💫

ステップ3:他人の評価と自分の価値を切り離す

「あの人に褒められた→自分は価値がある」「あの人に怒られた→自分はダメだ」こんな思考パターンに気づいたことはありませんか?

でも、少し考えてみてください。もしあなたが機嫌の悪い日に友人にそっけない態度を取ってしまったとしても、その友人の価値が下がるわけではないですよね?あなたの態度は、あなたの状況や感情によるもので、相手の価値とは関係ありません。

これは逆の場合も同じです。誰かがあなたに冷たい態度を取ったとしても、それはその人の状況や感情によるもので、あなたの価値とは関係ないのです。

G君は、上司から厳しく指導されるたびに「自分は能力がない」と落ち込んでいました。でも、その上司が実は部下の成長を願って厳しくしていることを知ったとき、「評価と自分の価値は別物なんだ」と気づいたそうです。

他人の評価は、あくまでもその人の視点から見た一つの意見です。それがあなたの全てを表しているわけではありません。良い評価をもらったときも、悪い評価をもらったときも、それはあなたという人間の価値そのものではないのです。

毎日鏡を見るとき、「この人(自分)は、他人がどう言おうと、存在しているだけで価値がある人なんだ」と思ってみてください。最初は信じられないかもしれませんが、続けていくうちに、少しずつその感覚が育ってきます ✨

💡行動ヒント:毎晩寝る前に、「今日の自分、お疲れさま」と心の中で自分に声をかけてみる
📎理由:自分を労り、認める習慣が少しずつ自己肯定感を育てていきます

恋愛は”自己確認”じゃなく、”自己信頼”の場所へ

恋愛って、本来はとても美しいものです。お互いがお互いを大切に思い、支え合い、一緒に笑い、時には一緒に涙を流し、共に成長していく。そんな関係性が理想ですよね。

でも、恋愛を「自分の価値を確認する場所」にしてしまうと、この美しさが見えなくなってしまいます。相手の言動すべてが「愛情の証拠探し」の材料になってしまい、純粋に相手を愛したり、一緒にいる時間を楽しんだりすることができなくなってしまうんです。

H子さんは、こんなことを教えてくれました。「以前は、彼の一言一言を分析して、『これは愛情があるサイン』『これは冷めてるサイン』と判断していた。でも今は、彼が疲れて帰ってきたら『お疲れさま』と思えるし、忙しそうにしていたら『何か手伝えることはあるかな』と考えられるようになった。恋愛が、相手を観察する作業から、相手を思いやる時間に変わったんです」

自分で自分を認められるようになると、相手の行動に一喜一憂することが少なくなります。相手が忙しくて連絡が遅くても、「きっと忙しいんだろうな」と思える。相手が疲れていてそっけなくても、「今日は疲れているのかな、何かできることはあるかな?」と相手を思いやる余裕が生まれてきます。

これは、自分の感情が安定しているからこそできることです。自分の価値を自分で認めているので、相手の一挙手一投足で自分の価値が揺らがないんですね。

そうなると、恋愛はもっと自然で、もっと楽しいものになっていきます。相手から愛情をもらうことばかり考えるのではなく、「どうやったら相手を喜ばせられるかな?」「一緒にいる時間をもっと素敵にするにはどうしたらいいかな?」と考えられるようになります。

I君の変化も素晴らしいものでした。彼は以前、恋人に「愛してる?」と毎日のように聞いていました。でも、自分を認められるようになってからは、「今日はどんな一日だった?」「何か美味しいもの食べた?」など、相手に関心を向けた質問ができるようになったそうです。そして、恋人からも「最近、一緒にいると安心する」と言われるようになったといいます。

お互いが「愛されたい」ではなく「愛したい」という気持ちで向き合えるようになると、恋愛は競争や確認作業ではなく、真の協力関係になります。お互いの幸せを願い、お互いの成長を支え合う、そんな関係になっていくのです 💕

でも、これは決して「相手のことだけ考えて、自分のことは後回しにしろ」という意味ではありません。自分を大切にできる人だからこそ、相手も大切にできるのです。自分との関係が健やかだからこそ、他人との関係も健やかになるんですね。

J子さんは、「自分を愛せるようになったら、恋人のことも今まで以上に愛おしく思えるようになった。でも同時に、恋人がいなくても自分は大丈夫だという安心感もある。この安心感があるからこそ、恋愛を楽しめるようになったんだと思う」と話してくれました。

これこそが、恋愛における「自己信頼」の状態です。自分を信じているからこそ、相手も信じることができる。自分を愛しているからこそ、相手も自然に愛することができる。そんな循環が生まれるのです。

💡行動ヒント:恋愛を「自分の価値を証明してもらう場所」から「お互いを大切にし合う場所」として捉え直してみる
📎理由:恋愛への向き合い方が変わることで、より健やかな関係性を築けるようになります


「愛されたい」という気持ちが悪いわけではありません。それは人間として自然な欲求です。でも、その奥にある「自分を認めたい」という欲求に気づくことで、恋愛はもっと軽やかで、もっと豊かなものになっていきます。

相手から愛されることで自分の価値を確認しようとするのではなく、まずは自分で自分を認めてあげること。自分の感情を受け入れ、自分の行動を労い、自分という存在を大切にしてあげること。そこから始めてみませんか?

この記事を読んでくださったあなたは、きっと今まで一生懸命に愛そうとし、愛されようとしてきた人だと思います。その気持ちも、その努力も、すべて美しいものです。でも、これからは少し肩の力を抜いて、まず自分にその愛情を向けてあげてください。

あなたは、誰かに愛されなくても、誰かに認められなくても、ただ存在しているだけで十分に価値のある、素晴らしい人です。そのことを一番最初に、そして一番深く理解してあげるのは、他でもないあなた自身なのです。

そして、自分との関係が整ったとき、きっと恋愛も今までとは違った、もっと自然で美しいものになっているはずです。愛されることを求めるのではなく、愛することを楽しめる。そんな恋愛が、あなたを待っています 🌸

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